町田康の「町蔵」の由来
昭和40年男の撮影で手土産に「ちゅーる」を持って熱海のご自宅に伺ってきました。2019年「リフォームの爆発」の元ネタになった日本家屋に。思えば町田町蔵がリトルモアから「壊色(EJIKI)」を出したころはまだ自分は日芸の学生でした。周りでは圧倒的に女性に人気で、東京トンガリキッズな女子たちはみんな持ってました。
その後は「町蔵」という名前は日本橋ヨヲコの漫画ぐらいでしか目にしなかったんですが、なんと少女ファイト、連載続いてるんですね。10巻ぐらいで止まってました。
ポートレート撮影をしながら「町蔵」の由来について訊いたんですが、なんとなく同級生の女子あたりから付けられたあだ名なんだろうなと思っていたのですが、意外なことに「自分で考えた」そうで。黒板に日直の名前で自分で書いたら響きがよかったとかなんとか。
暑中お見舞い申し上げます
養蜂を始めてようやく1年、6月中に採蜜するなんてお伝えした方もいらっしゃるかと思いますが、相手が生き物だけにそう都合よくいきませんで、「蜜をたくさん貯めこむと群れが分かれる」という習性に翻弄されています。
もうすぐ収穫できるぞ! と期待した群が次々と分蜂してしまいました。分蜂の際には貯めこんだハチミツをがっつりと持ち出してしまうので、巣の中はスカスカです。秋に持ち越しかな。ちなみにこれは5月に採蜜した日本ミツバチの蜜です。
あと、養蜂12カ月というタイトルで養蜂のアレコレを動画にしていく予定です。
evoon store
昨年末から半年がかりでモデルのキャスティング込みで写真を撮らせていただきました。撮りたいモデルを提案して撮らせてもらえるのは有難く、前日はワクワクしてとても楽しみでした。
もうすぐevoonさんからカメラバッグが発売される予定で、試作品を手に色々とアイデアを出させて頂きました。それもまた楽しみです。https://www.evoon.store/
殺戮の日々
自分でも訳がわかりませんが、最近養蜂を始めました。そう、ミツバチを飼い始めました。Birds and Beesのハチのほうです。ミツバチの飼育というと何となく素敵なイメージがあります。仕事で世界中を飛び回っていたときも、各地でかならずハチミツを購入していました。そのその国の花の蜜を食らうことで、その土地のナニカを得たような気になれるもので、海外旅行のお土産にハチミツというのは個人的には定番ですし、我が家にはまだ封を切っていないハチミツがたくさんストックされています。ブライアン・ウィルソンは「あの娘の野生の蜂蜜を食べちゃうぞ」とか歌っていましたが、つまりは欲望の象徴とされるのがハチミツの常です。
今回、養蜂を始めたきっかけといっても、自分でとっ捕まえた群をDIYで作った巣箱に放り込んだだけなので、お金はほどんどかけていませんが、「いきものを飼う」ことの責任と「ペットではない」ことの責任は意外なほど自分の行動を変えました。
というのも、まだ飼い始めて一カ月ですが、とにかく生き物を殺しまくっています。
ミツバチの巣箱を襲うスズメバチ、いままではビビって逃げ回っていましたが、今じゃとっ捕まえてバンバン踏みつぶしています。キイロスズメバチはもちろん、オオスズメバチまで。今の時期だと女王蜂しか居ないとは思いますが、とにかくあの重低音の効いた羽音にはいつもビビッてました。オオスズメバチは藤の花が大好きで、阿佐ヶ谷で玄関に咲かせていたときは、怖くて家に入れないなんてことも何度かありました。
巣箱に住み着こうと目論むアリたちも、最初は気にしていなかったのですが、雨が続いてふと見ると巣箱の屋根に巣を形成しつつあり、慌てて卵もろとも殺しました。ガスバーナー最強! とかそういうえげつない手段です。
そして今日は雄ミツバチの蛹を大量に始末しました。捕獲したのは西洋ミツバチと日本ミツバチと二群あるのですが、その西洋ミツバチの捕獲には少し難がありトラブルが発生しました。
ミツバチの分蜂の捕獲というのは宝くじみたいなもので、ほぼ「運」だけがものを言いますが、いざ捕獲したものの、これが西洋ミツバチでした。ところが日本ミツバチの巣箱しか持っておらず、とりあえず日本ミツバチの巣箱に放り込んだのがトラブルの原因でした。ご近所の養蜂家さんに西洋の巣箱をお借りして、そちらに移し替えたのですが、どうしても日本ミツバチの巣箱に戻ってしまう群れと、新しい西洋の巣箱に移動した群れと二つに分かれてしまいました。
その結果が巣箱の地面に広がる大量虐殺の跡です。
蜂の群れは、群れに女王が居ないと、働きバチが勝手に産卵を始めてしまうものです。そして働きバチというのは交尾をしたことがないので、無精生殖で産み付けた卵は必ず雄になります。雄しか産まれません。放っておくと、雄が大量発生して群れは崩壊します。
ご存知の方も多いと思いますが、ミツバチの雄と言うのは「働いたら負け」を地で行くニートです。エサを集めにも行きませんし、産卵管もないので、蜂なのに針すら持っていません。蜂のように刺せないハチ、そんな雄バチの役割は女王との交尾だけ。交尾は飛行しながらするのですが、した途端に死にます(!)。場合によっては飛行する女王の尻に刺さったまま死に、直後にチンコがもげたりもするらしいです。チンコだけになっても精子を送り込み続けるらしいですが。なかなか壮絶です。
つまり、大量のニートを作ってしまったのです。働きバチ(すべて雌)が集めてきた大量の花粉と蜜を数十日たらふく食って、卵から孵化して成長し蛹になり、立派なニートに羽化します。その結果、ぜんぜん巣箱に蜜とか花粉とか溜まってないんですね、酷い話。今日あたりから羽化する計算だったので、ギリギリになりましたが処置しました。具体的な方法はあえて書きませんが、The Texas Chain Saw Massacreですわ。しばらくうどんが食えそうにないです。
Les Figue de Barbarie
アルジェリアを旅行したときにさんざ食べましたが、「フィグ・ドゥ・バルバル」と呼んでました。フランスでは「バルバリ」ですね。そしてこれは多摩市。白い壁に映えることったら。まだ実は熟れてませんが。けっこう種が多くてねぇ。食べ過ぎるとお腹が痛くなると脅されて、あとで単語を調べたら「腸閉塞」だとか言われてました。
Asparagus
ホワイトアスパラ (ゆで時間10~15分) 状態から日光を当ててグリーンアスパラ(ゆで時間1~2分)に仕立てた場合、硬さはどうなるか試した人はいらっしゃいませんかね。
自作のIQLIGHT
だいぶ昔にLAに買い付けに行ってたころ、アンティークファニチャーのお店で目が飛び出るようなお値段で売られていたのがコレでした。手に取ってマジマジと見ていたら、お店の人がショップカードをくれたのですが、その裏に描かれていたのがこのIQLIGHTモジュールの型紙(テンプレート)でした。
帰国してさっそく作ってみたのがこの写真のランプシェード。実際の2/3サイズで型紙を起こして1.5㎜厚の腰の強いポリウレタンで作ってみました。裁断も含めて1日もかからなかった気がします。同じモジュールを使って30枚組、60枚組、120枚組とサイズを替えらえる仕様です。
もっとも、その型紙自体がその昔のデザイン誌に載っていたものなので、手先が器用なら誰でも作れました。そのデザイン誌で24面体とか18面体とか22通りの組み合わせができることを知りました。白熱電球だとシェードが溶けるので、LED電球を使いましたが、そのころのLEDの電球は熱がこもると良く切れるものが多かった覚えがあります。
1972年にデンマークのデザイナー・Holger Strømが発表したこのIQLIGHT、1999年に再発されるまでは激レアでしたが、今ではパテントが切れて中国製が出回っています。
ヴィンセント・ギャロがBuffalo ’66(’98)のプロモーションで来日したときに使って撮ったので、その頃は自慢の一品でしたが、「友達の家にもあった」とあまり珍しくもない感じでした。撮影中隅っこにいたグルーピーっぽい女の子が食いついて、やたらと欲しがっていたのをよく覚えています。
柿 芋 栗 かぼちゃ
Beef Fantasy_秋 、良いですよね。
お隣の栗の農園の若い木から、うちの庭に大量に落ちるのを毎年頂戴しています。小さくて売り物にならないから好きに採ってくれとは仰ってくれるのですが、結構な食べ応えがあります。こうして40分ほど蒸して、包丁で真ん中を切ってスプーンで食べるのが毎年の楽しみ。冷蔵庫でしばらく寝かせてから蒸すと甘くて極上の甘味です。
beef fantasy · 秋 Scent of autumn
Kintsugi
引っ越し時に割ってしまった食器がありました。
撮影で行ったフィンランドで購入し、あまりの重さに泣きそうになりながら手荷物で担いできたビンテージの平皿5枚のうち3枚。引っ越しの時に、重ねて包んでいたのをまとめて割られてしまいました。
直そう直そうと思ってはや1年、6月に始めて3カ月、ようやく金継ぎを終えました。
保険の申請をすると、食器を保険会社に持っていかれてしまうのでどうにもなりません。